施工会社選びから価格比較までインクジェットクロス活用ガイド

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近年、壁紙やインテリアの分野で注目を集めているのが「インクジェットクロス」です。

高解像度で自由なデザインが可能なこの新素材は、住宅から商業施設まで幅広く活用されており、従来の壁装材とは一線を画す魅力があります。


埼玉県川口市を中心に、外装塗装・内装リフォームを手掛ける「株式会社FACT」が、その特徴から活用方法、注文の流れまでを詳しく解説します。



1. インクジェットクロスとは?壁紙・インテリア業界で注目される理由


インクジェットクロスとは、写真やイラストなど、好きなデザインを専用のプリンターで印刷できる壁紙のことです。


従来の量産型壁紙と異なり、お店のロゴや、家族の写真、子どもが描いた絵など、世界にひとつだけの壁紙を作れるのが大きな魅力です。


住宅はもちろん、店舗やオフィス、公共施設など、用途に応じた空間演出が可能となるため、インテリア業界でも導入が進んでいます。


さらに、素材の選択肢が豊富で、防炎・不燃対応の製品もあり、機能面でも優れています。短納期・少ないロット数での対応も可能で、個人から法人まで柔軟に対応できる点も注目されています。



1-1. インクジェットクロスの素材や機能、従来製品との違いを徹底解説


インクジェットクロスは、「壁紙専用のプリント用素材」です。

普通の紙ではなく、布のような「クロス素材」や、汚れに強い「ビニール素材」などがあり、表面にはインクがしっかり乗るような加工がされています。


今までの壁紙は、決まった柄・色しか選べず、みんな似たような仕上がりでした。

しかしインクジェットクロスなら、1枚ずつ違うデザインを印刷できるので、お店や家を完全オリジナルな空間にできます。


また、水に強い、防汚加工済み、日焼けしにくいなど、機能面も充実。

好きな絵や写真を大きく引き伸ばしても、細かい部分まできれいに見えるのもポイントです。


壁だけでなく、柱や天井、ドアなどにも貼れるので、いろんな使い方ができるのも人気の理由です。



1-2. 防炎・不燃など施設や住宅でも安心して使える安全性のポイント


インクジェットクロスは、見た目の美しさだけでなく、安全面にも十分配慮されています。

たとえば、火に強い「不燃タイプ」や「防炎タイプ」があり、学校や病院、オフィスビルなどの施設でも安心して使えるのが特徴です。


こうした製品には、国の検査に合格した「認定マーク」が付いているため、信頼性も高いのです。

住宅でも、キッチンや子ども部屋など火災リスクが気になる場所に安心して取り入れられます。


また、汚れに強いタイプや湿気に強いタイプもあるため、使う場所の環境に合わせて最適な素材を選べます。

「デザインの自由さ」と「安全性」を両立できる点が、インクジェットクロスの大きな魅力です。



2. 写真やイラストも自由自在!オリジナルデータで叶える壁紙デザイン



インクジェットクロスの一番の魅力は、自分だけのオリジナルデザインを壁紙にできることです。

たとえば、家族の写真やお気に入りの風景、趣味やお子さまが描いたイラストなど、「この絵を壁にできたらいいな…」と思うものを、そのままカタチにできます。


デザインデータがあれば、専用のプリンターで美しく印刷できます。

スマートフォンで撮った写真でも、解像度が足りていれば問題なく使えます。


「どこにも売っていない、世界にひとつの壁紙を作りたい」

そんな方にとって、インクジェットクロスは理想的な選択肢です。


最近では、プロのデザイナーに相談して一緒に壁紙を作るサービスも増えていて、「こんな雰囲気にしたい」というざっくりしたイメージからでも形にできます。


デザイン性だけでなく、空間の印象を大きく変える力があるのも、インクジェットクロスの大きな特長です。



2-1. オフィス・ショップ・住宅など空間ごとの活用事例とイメージ画像紹介


インクジェットクロスは、さまざまな場所で使われています。

その理由は、空間の「イメージづくり」にとても役立つからです。


たとえば、オフィスでは会社のロゴやスローガンを壁に取り入れることで、ブランディングや社員のモチベーション向上につながります。


ショップやカフェでは、季節感のある風景やおしゃれなパターン柄を壁に使うことで、お客様が「また来たい」と思える印象的な内装になります。


一方、住宅では、リビングに森の風景をプリントして落ち着いた雰囲気にしたり、お子さまの部屋に明るく楽しい絵柄を使ったりと、家族に合わせた空間づくりができます。


最近では、ホテルや病院、保育園などでも、「安心感」や「やさしさ」が伝わるようなデザインが取り入れられています。


印刷前に「完成予想イメージ」を確認することもでき、失敗の心配も少なく、安心して進めることができます。



2-2. カラーやサイズ、出力可能な仕様とプリンターについての詳細案内


インクジェットクロスは、色やサイズ、印刷の方法まで、自由に調整できるオーダーメイド製品です。


色は、一般的な4色(CMYK)に加えて、より細かく色を再現できるプリンターもあります。

これにより、写真やイラストも鮮やかに、美しく仕上がります。


サイズは、壁の大きさに合わせて1m単位で自由にカットされるため、大きな壁にも小さな部分にも対応できます。

継ぎ目が目立たないように印刷・加工する技術も進んでおり、自然な仕上がりが期待できます。


また、使用するプリンターの種類によって、水に強いインクやにおいの少ないインクを使うことも可能です。

お部屋の用途や使う人に合わせて、最適な方法を選ぶことができるのも安心ですね。



3. オーダーメイド壁紙の注文・作成方法と納期までの流れを完全ガイド


オリジナルのインクジェット壁紙を作るには、「自分でやる部分」と「業者に任せる部分」があります。

初めての方でも安心できるように、それぞれの流れをていねいにご説明します。



【ご自身でやること】


使いたいデザインを準備する

 → 写真やイラストなど、印刷したい画像を用意します。


貼りたい場所のサイズを測る

 → 壁の「横×縦」を測って、だいたいの面積(㎡)を出します。


【業者が対応】


見積もり・相談

 → サイズやデザインをもとに、料金・納期を案内します。


印刷データのチェックと本印刷

 → 解像度や色味などを最終確認し、専用プリンターで印刷します。


壁紙の納品と施工

 → 印刷された壁紙がロール状で届きます。

 → ていねいな施工を行います。



納期は、デザインが決まってから約7〜10営業日が一般的です。

早めに注文すれば、余裕をもって進められます。



3-1. 価格や見積り、希望に応じたサイズ・m数の確認・注文のポイント


インクジェット壁紙の費用は、面積・素材・加工内容などによって変わります。

まずは自分で、壁のサイズを測っておくと、スムーズに見積もりを出せます。


例)1㎡あたり:8,000円〜15,000円ほどが目安です。


まず見積もりには、以下の費用が含まれているかを確認しましょう。


・印刷代


・素材代(防炎・不燃などの機能性素材か)


・デザイン修正料(必要な場合)


・施工費(貼り付けまで依頼する場合)


・送料



個人宅であれば、印刷だけ依頼し、自分で貼るという方法も可能です。

ただし、大きな壁面や継ぎ目の少ない仕上がりを希望する場合は、施工も会社に任せるのが安心です。



3-2. 施工会社・株式会社などサービス提供企業の選び方と認定製品のチェック方法


インクジェットクロスの印刷や施工を任せる業者選びも、とても大切なポイントです。


まず、印刷会社と施工会社が別の場合もあるので、

「印刷〜施工まで一括で頼めるかどうか」を確認しましょう。


また、公共施設や商業施設で使う場合は、不燃認定・防炎認定などの基準を満たした製品かを確認する必要があります。

信頼できる業者であれば、使用素材の「認定証」や「製品番号」を提示してくれます。


個人利用の場合でも、施工をお願いしたいときは、壁紙施工の経験がある内装業者やリフォーム会社に依頼すると安心です。

業者のホームページに施工事例があると、仕上がりのイメージがわかりやすいですよ。



4. デジタルプリント壁紙が支持される理由と他の壁装材との比較




デジタルプリント壁紙は、好きな写真やイラストを自由に壁に表現できる点が大きな魅力です。

細かい色の再現性も高く、個性的でオリジナルな空間づくりが可能です。


一方、一般的なビニール壁紙は比較的安価で、1平方メートルあたり約1,000〜3,000円が相場。塗装壁は材料費が安く済みますが、デザインの自由度は限られます。


デジタルプリント壁紙の価格は素材やデザインによりますが、1平方メートルあたり8,000〜15,000円程度とやや高めです。

ただし、デザインの自由度や高級感、安全性能を考慮すると、費用に見合った価値があります。

また、アクセントとして壁の一部だけに使う方法もおすすめです。


素材の耐久性や防汚性も異なるため、用途や予算、デザイン性を踏まえて、最適な壁装材を選ぶことが大切です。



4-1. 用途別に選べるインクジェットクロスの種類とおすすめタイプ


インクジェットクロスには、使う場所に合わせていくつかの種類があります。


たとえば、飲食店や病院のように清潔さが求められる場所では「防汚タイプ」がおすすめです。

また、火に強い「不燃タイプ」なら、ビルや施設にも安心して使えます。


家庭では、落ち着いた雰囲気の「マットタイプ」や、お子さまの部屋に合う明るいカラーのものも選べます。


最近は、貼ってはがせる「再剥離タイプ」も人気で、賃貸住宅でも気軽に使えます。

どんな空間に使いたいのかを考えて、最適なタイプを選びましょう。



4-2. シート・フィルム・クロスなど各メディア特有の特徴と加工方法


インクジェットで使われる素材には、「クロス」「フィルム」「シート」などの種類があります。


・クロス

布のような手触りで、見た目に温かみがあり、主に壁紙として使われます。デザイン性が高く、住宅や店舗におすすめです。


・フィルム

表面がツルツルしていて、水や汚れに強いのが特徴。キッチン、洗面所、トイレなど、水回りによく使われます。


・シート

軽くて薄く、貼ってはがせるタイプもあるため、イベントや短期の装飾に最適です。



また、防炎加工・UVカット加工など、使用場所に合わせた加工も可能です。

適した素材と加工を選ぶことで、安心で快適な空間がつくれます。



5. オリジナルインクジェット壁紙の施工事例と空間演出の成功ポイント


オリジナルインクジェット壁紙は、さまざまな空間で個性的な演出に役立っています。


子ども部屋には好きなキャラクターやカラフルなイラストを使い、遊び心あふれる空間に仕上げた事例もあります。

学習机の背面に貼ることで集中力アップにもつながっています。


オフィスでは、企業のロゴやブランドカラーを壁紙に反映させ、来客に強い印象を与えられる空間づくりに成功しています。


これらの事例に共通するのは、空間の目的や利用者の好みに合ったデザインを選び、壁の形やサイズに合わせて細かく調整している点です。


また、施工時には、継ぎ目が目立たないようにていねいに貼ることで仕上がりを左右します。

テーマカラーを決めたり、部分的にアクセントを加えたりして、効果的な空間演出が行え、こうした工夫があると、壁紙が主役となり、訪れる人に強い印象を与えられます。



5-1. データ作成時・印刷時に必要な注意点と品質向上のためのアドバイス


データ作成の際は、解像度が高い画像を使うことが重要です。

低解像度だと印刷したときにぼやけたり、粗く見えたりしてしまいます。

印刷会社が推奨するサイズやファイル形式(JPEG、TIFFなど)を確認しましょう。


色味については、モニターと印刷の仕上がりが異なることがあるため、色校正(試し刷り)を依頼するのがおすすめです。

これにより、イメージと違う色が出るリスクを減らせます。


また、データの余白設定やカット位置の確認も大切です。

仕上がりが美しくなるよう、業者と細かく打ち合わせをすると安心です。



6. インクジェットクロスの全体まとめ ─ 価格・納期・注文までの総合案内


インクジェットクロスは、自分だけのオリジナルデザインで壁を飾れる最新の壁紙素材です。

デザインの自由度が高いだけでなく、防炎や不燃などの安全性能も備えているため、住宅からオフィス、商業施設まで幅広く使われています。


価格は素材の種類や印刷面積、加工内容によって変わりますが、一般的に1平方メートルあたり8,000円から15,000円程度が目安です。


注文から納品までは、通常7〜10営業日ほどかかりますが、急ぎの場合は短納期対応が可能な業者もあります。



インクジェットクロスは、自由な表現と高い安全性を両立した壁紙として、これからも注目が高まる素材です。

はじめての方でも、しっかり流れを理解し準備すれば、素敵な空間づくりが叶いますよ。