1. 外壁の模様や色をそのまま活かせる!クリア塗装(クリヤー塗装)とは?
埼玉県川口市を中心に外壁塗装・内装リフォームを手掛ける「株式会社FACT」が、実際の施工事例やお客様からのご要望をもとに徹底解説をご紹介します。
外壁塗装といえば、色を塗り替えるイメージが強いですが、「今のデザインが気に入ってる」という方には、クリア塗装(クリヤー塗装)がおすすめです!
これは、色付きの塗料を使わず、透明な塗料で外壁をコーティングする方法。
外壁の柄や色合いをそのまま残しつつ、紫外線や雨風からしっかり保護できるのが魅力です。
特に、タイル調や意匠性のあるサイディングには相性抜群です!
ここでは、通常の塗料との違いや、クリア塗装ならではの機能・メリットについて、わかりやすく解説していきます。
1-1. 通常の塗料との違いは?クリア塗装の特性を詳しく解説
通常の塗料は色がついていて、外壁の色や柄を新しく塗り替えるのが目的です。
一方、クリア塗装は無色透明なので、今あるデザインをそのまま活かしながら、表面をコーティングするのが特徴です。
よく使われるのは、デザイン性の高い窯業系サイディングなど。
せっかくの模様を塗りつぶしたくない!という方にぴったりです。
ただし、クリア塗装は外壁の劣化が進んでいない状態でしか施工できないので、タイミングがとても大事。
光沢感があり、見た目も美しく仕上がるので、新築時のような外観を保ちたい人にはうれしい選択肢です。
1-2. 透明でも保護性能は抜群!クリア塗装の代表的な機能
クリア塗装って「透明だからあんまり効果ないんじゃ?」と思いがちですが、実はしっかり外壁を守ってくれるんです!
まずは紫外線カット機能。塗膜がUVをブロックして、外壁の色あせや劣化を防いでくれます。
そして防水性もバッチリで、雨や湿気から外壁をガード。
さらに、汚れがつきにくく落ちやすい性質を持っているので、外壁の美しさを長持ちさせてくれます。
高機能タイプのクリア塗料なら、防カビや防藻効果があるものもあります。
見た目を変えずに、しっかり守りたい人にとってはまさに理想的な塗装なんです!
2. 知っておきたい!クリア塗装が最適な外壁と不向きな外壁
クリア塗装は、外壁の色や柄を残したままキレイに仕上がるのが魅力ですが、どんな外壁にも使えるわけではありません。
特におすすめなのは、デザイン性のある窯業系サイディング外壁。
レンガ調や石目調など、もとの模様を活かしたい外壁にピッタリです。
ただし、外壁が傷んでいたり、チョーキング(白い粉が出る劣化症状)が進んでいる場合は、クリア塗装は不向きです。
透明だからこそ、下地の傷みや汚れも透けて見えてしまうんです。
施工前には必ず専門業者による点検が必要です。
外壁の状態に合った塗装方法を選ぶことで、長くキレイな外観を保てますよ。
2-1. クリア塗装できるサイディング外壁の条件と確認方法
クリア塗装ができるかどうかは、外壁の「状態」がカギとなってきます。
まず、新築から10年以内で外壁の劣化が少ないことが基本条件。
表面が比較的キレイな状態であることが求められます。
さらに、チョーキング(白亜化現象)と呼ばれる劣化サインが出ていないこと、そしてひび割れや塗膜の剥がれがないことも大切なポイントです。
これらがあると、クリア塗料がうまく密着しない可能性があります。
確認方法としては、外壁を手で触って白い粉がつかないかチェック(チョーキングの確認)、ひび割れや剥がれがないか目視で確認してみましょう。
2-2. 施工不可の場合も!クリア塗装を避けるべき外壁の状態とは?
クリア塗装は、外壁のデザインをそのまま活かせる便利な塗装方法ですが、実は、状態によっては施工を避けた方がいいケースもあるので注意が必要です!
まずは、上記でも解説したチョーキング(白い粉が出る現象)がひどい外壁にクリア塗装をしてしまうと、塗料が白く濁ってしまうことがあります。
また、ひび割れや剥がれがある外壁もNG。
補修跡が透けて見えるので、かえって目立ってしまいます。
過去に塗装されたことがある外壁や、光触媒・フッ素コーティング済みの外壁も、塗料がうまく密着しにくく、仕上がりが安定しないことも。
そして意外と知られていないのが、金属系サイディングには不向きという点。
塗膜が剥がれやすく、長持ちしないことがあります。
施工前には、外壁の状態をしっかりチェックして、クリア塗装が本当に適しているか確認することが大切です。
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3. クリア塗料の選び方が重要!種類別の性能・耐久性を比較
外壁のデザインをそのまま残せるクリア塗装。でも、仕上がりや長持ち具合は選ぶ塗料の種類によって大きく差が出るんです!
透明な塗料にも「シリコン」「フッ素」「無機」などいくつかの種類があり、それぞれ価格や耐久性、機能に違いがあります。
たとえば、コスパを重視するならシリコン、長く美しさを保ちたいならフッ素や無機系がおすすめ。
さらに、UVカットやセルフクリーニングなど、便利な付加機能がついた塗料もあります。
ここでは、クリア塗料の種類別の特徴や選び方をわかりやすくご紹介します!
失敗しないためのポイントをしっかり押さえて、自分の外壁にぴったりなクリア塗料を選びましょう。
3-1. シリコン・フッ素・無機…透明塗料の種類とそれぞれの特徴
クリア塗料にはいくつか種類があり、それぞれの特性を知っておくと選びやすくなります。
まず、シリコン系は比較的リーズナブルで、耐久年数は7~10年ほど。コスパ重視の方におすすめです。
次にフッ素系。価格はやや高めですが、耐久性が高く、約10~15年はキレイな外観を保てます。
汚れにくく、塗り替えの回数を減らせるのが魅力。
そして、最近注目されているのが無機系クリア塗料。
紫外線に非常に強く、耐候性も抜群で、15年以上の高耐久が期待できます。
価格は最も高いですが、長くメンテナンス不要にしたい方にはぴったり。
それぞれの特性をしっかり比較して、性能・価格・耐久性のバランスを見ながら選ぶのがポイントです!
3-2. UVカットからセルフクリーニングまで!付加機能にも注目しよう
クリア塗料を選ぶときは、基本の耐久性だけでなく、便利な「付加機能」も要チェック!
たとえば、UVカット機能がある塗料は、紫外線をしっかりブロックして、外壁の色あせや劣化を防いでくれます。
さらに、最近人気なのがセルフクリーニング機能付きの塗料。
汚れがつきにくい、あるいは付着しても雨で流れやすい「低汚染機能」を持つクリア塗料もあり、これにより外壁の清潔さを長く保つことができます。
また、防カビ・防藻機能がついているタイプもあり、湿気の多い地域や北側の壁面にも◎。
こうした機能をうまく活用すれば、お手入れの手間もグッと減ります。
塗料選びのときは、ただ透明なだけじゃない“プラスアルファ”の機能にもぜひ注目してみてくださいね!
4. 費用が気になる方必見!クリア塗装の費用相場と見積もりのポイント
クリア塗装を検討しているけど、「実際どれくらい費用がかかるの?」と気になる方は多いはず。
実は、クリア塗装は通常の塗装よりもやや高めの傾向があるのですが、その分デザイン性や耐久性の面でメリットもたくさんあります。
塗料の種類(シリコン・フッ素・無機)によって価格に幅があり、30坪の住宅でおよそ70〜120万円前後が相場です。
ただし、足場代や高圧洗浄、下地処理などの工事費用もプラスで含まれるので、見積もりをしっかり確認することが大切です。
見積書では「塗料の種類」「施工面積」「付帯工事の内容」などを細かくチェックしましょう。
複数業者から相見積もりをとると、適正価格やサービス内容が見えてきますよ。
4-1. 一般的な塗装工事とクリア塗装、費用の違いを具体的に解説
一般的な塗装とクリア塗装では、使う塗料や工程の違いから費用にも差が出ます。
通常の色付き塗装は、劣化が進んだ外壁にも対応でき、塗料の種類にもよりますが30坪で50〜90万円前後が相場。
一方、クリア塗装は透明な分、下地の状態が良好であることが前提です。
そのため下地調整や補修が少なく済む場合もありますが、高性能な塗料を使うことが多く、費用は70〜120万円程度が目安です。
特に無機系やフッ素系などの高耐久タイプを選ぶと、単価が上がります。
どちらも足場や高圧洗浄などの基本工事費は共通なので、最終的な価格差は塗料のグレードと施工内容次第となってきます。
4-2. 施工事例で見るクリア塗装の実際の価格例と内訳
実際にクリア塗装をした人の事例を見ると、30坪前後の住宅で費用は約70〜90万円が多めです。
たとえば、シリコン系のクリア塗装を使ったAさん宅では、塗料代と施工費で約75万円。
内訳は「塗料代:25万円」「足場設置:15万円」「高圧洗浄と下地処理:10万円」「その他施工費:25万円」といった感じです。
別のケースで、無機系の高性能クリア塗料を使用したBさん宅では、全体で約95万円。
やはり塗料の種類によって金額は変わります。
見積もりを見るときは、「塗料のグレード」「どこまで含まれているか(足場・養生・保証など)」をしっかり確認しましょう。
見積もりの内訳を細かくチェックすることで、納得の価格と仕上がりにつながりますよ!
5. 失敗しない業者選び!クリア塗装を依頼する会社のチェックポイント
クリア塗装は、外壁の状態をしっかり見極めて行う繊細な作業だからこそ、信頼できる業者選びが重要となってきます!
まずは「クリア塗装の実績があるか」を確認しましょう。
塗料の扱い方や外壁の診断力が求められるので、施工例や写真を見せてもらうのもおすすめです。
また、外壁の劣化具合をきちんとチェックしてくれるかも大切なポイント。
営業トークばかりで現地調査が適当な業者は避けたいところ。
塗料の種類や耐用年数、保証内容をしっかり説明してくれるかどうかもチェックしましょう。
さらに、アフターフォローの有無や、施工後にトラブルがあったときの対応も聞いておくと安心です。
じっくり比較して、信頼できるパートナーを見つけましょう!
5-1. 見積もり時に必ず確認すべきクリア塗装工事の注意点と質問事項
クリア塗装の見積もりをもらうときは、ただ金額を見るだけじゃいけません!
チェックしておきたいポイントや質問すべきことがいくつかあります。
まずは「外壁の状態はクリア塗装に本当に向いているのか?」を業者に確認しましょう。
状態が悪いと、透明塗料では逆に汚れや劣化が目立つこともあります。
次に、「どの種類のクリア塗料を使うのか?」「耐久年数はどのくらい?」など、使う塗料の性能をしっかり聞きましょう。
また、見積もりには足場・洗浄・下地処理などの工事費が含まれているかも要確認。
抜けていると後から追加費用が発生することもあります。
納得できるまで質問して、不明点は遠慮なく聞いてみましょう。
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6. まとめ|外観を守りながら美しさを長持ちさせるクリア塗装の魅力
外壁の美しさをそのままに、しっかり守りたい…そんな方にぴったりなのがクリア塗装です。
クリア塗装は、外壁のデザインや色をそのまま活かしながら、紫外線や雨風からしっかり保護してくれる優れた塗装方法です。
透明な塗料で仕上げるため、デザイン性の高い外壁を塗りつぶすことなく、まるで新築時のような風合いをキープできます。
ただし、施工には外壁の状態や塗料選び、信頼できる業者選びなど、大切なポイントがいくつもあります。
不安や疑問があれば、遠慮せずに専門業者に相談してみてくださいね。
あなたの外壁にとって最適な方法を、一緒に見つけてくれるはずです。
大切なお住まいを、より長く美しく保つために、ぜひクリア塗装という選択肢を前向きに検討してみてはいかがでしょうか。