築年数が古い住宅では、キッチン・浴室・トイレなどの水回りリフォームで、想定外のトラブルや追加費用が発生しやすい傾向があります。
埼玉県川口市を拠点に、外装塗装・内装リフォームを手がける株式会社FACTが、築年数の古い家で起こりやすい水回りリフォームの失敗例や、工事ごとの費用相場、さらに費用を抑えながら満足度を高める5つのポイントをわかりやすく解説します。
1. 古い家の水回りリフォームで知っておきたい費用相場とポイント
築年数が古い家に住んでいると、水回りの使いづらさが少しずつ気になってきます。
キッチンの扉が閉まりにくい、お風呂が寒い、トイレの調子が安定しない。
こうした小さな違和感が、リフォームを考えるきっかけになることも多いです。
古い家の水回りリフォーム費用は、内容によってかなり幅があります。
設備だけを入れ替える場合は比較的抑えられますが、配管や床下の状態によっては、思っていたより費用がかかることもあります。
特に築20年以上の住宅では、見えない部分の劣化が進んでいるケースも珍しくありません。
大切なのは、最初から完璧を目指しすぎないことです。
今の暮らしで何が不便なのか、どこを直せば楽になるのかを整理すると、必要な工事が見えてきます。費用相場を知ることは、その判断を助けてくれる一つの材料になります。
ここでは費用相場やリフォーム検討時期、工事内容などを細かく見ていきましょう。
1-1. 築年数が古い住宅で水回りリフォームを検討する時期と注意点
水回りリフォームを考えるタイミングは、人それぞれですが、「完全に壊れてから」だと選択肢が狭くなりがちです。
目安としては、築15〜20年以上の住宅では、次のようなサインが出やすくなります。
水漏れや排水の流れが悪くなっている
蛇口や水栓から異音がする
浴室やキッチンの床が湿っぽく感じる
築年数が古い住宅では、設備だけでなく配管も同じ年数を重ねています。
そのため、部分的な修理をしても、別の場所で不具合が出ることがあります。
「まだ使えるから」と先延ばしにした結果、まとめて工事が必要になるケースもあります。
一方で、必要以上に工事を広げてしまうのも注意が必要です。
今後どれくらい住む予定なのか、家族構成が変わる可能性はあるのか。
そうした点も含めて考えると、無理のないリフォーム内容が見えてきます。
1-2. 古い家の水回りリフォームでよくある失敗例と注意すべき対策方法
古い家の水回りリフォームでよくある失敗が、工事が始まってから問題が見つかることです。
古い家では、工事前には見えない配管や床下に問題を抱えていることが多く、解体して初めて追加工事が必要になることも珍しくありません。
一方で、費用を抑えることを優先しすぎて、必要な工事まで省いてしまうと、数年後に別の不具合が出て、結果的に余計な出費につながることもあります。
【見落とされがちな失敗】
・完成後に「思ったより使いづらい」と感じる
・見えない部分を直さず、水漏れや傷みが再発する
・湿気対策が足りず、カビや臭いに悩まされる
・修理や交換がしにくい設備を選んでしまう
古い家の水回りリフォームでは、安く仕上げることより、どこにお金をかけるべきかを見極めることが重要です。
見積もりの段階で「この家ならではの注意点」を具体的に説明してくれる業者と進めることで、納得感のあるリフォームになりやすくなります。
2. キッチン・浴室・洗面・トイレごとのリフォーム費用目安を徹底解説
古い家に住んでいると、水回りの使い勝手や快適さが少しずつ気になってきます。
キッチンの収納が足りない、浴室が寒く掃除が大変、洗面所やトイレの小さな不便が毎日のストレスになっている…そんな経験はありませんか?
水回りリフォームは、全部を一度に直す必要はありませんが、どこから手をつけるかで費用や工事の負担が変わります。
特に築年数の古い家では、キッチン・浴室・洗面・トイレそれぞれの傷み方や追加工事の可能性が異なるため、あらかじめ目安を知っておくと計画が立てやすくなります。
ここでは、各場所ごとの費用感や工事内容、リフォームを検討するタイミングについてわかりやすく解説していきます。
2-1. キッチンリフォームにかかる費用・工事内容・交換時期の確認ポイント
キッチンリフォームの費用は、設備のグレードやレイアウト変更の有無で大きく変わります。
【費用の目安】
・標準的なシステムキッチン交換:約60万〜120万円
・ ハイグレードのシステムキッチンやアイランド型:約150万〜180万円
・レイアウト変更(壁付け→対面キッチンなど)+配管移設:約30万〜50万円の追加
【交換を検討するサイン】
・扉や引き出しのガタつき、閉まりにくさ
・水栓や排水まわりのじわじわとした水漏れ
・作業スペースや収納の不足
特に築20年以上の住宅では、見えない配管や床下の劣化も進んでいることが多いため、設備だけでなく下地や配管の状態も一緒に確認すると安心です。
リフォームを成功させるコツは、「掃除を楽にしたい」「収納を増やしたい」など、今の不満を具体的に整理すること。
目的がはっきりしていれば、不要なオプションを省きつつ予算内で理想のキッチンに仕上げやすくなります。
2-2. 古い家の浴室・ユニットバス交換リフォーム費用と省エネ対策のメリット
古い家の浴室リフォームでよく行われるのが、在来工法のお風呂からユニットバスへの交換です。
【費用の目安】
・標準的な1坪サイズのユニットバス:約80万〜120万円
・高断熱・保温仕様のユニットバス:約150万〜200万円
・既存浴室の解体・廃材処理費:約10万〜20万円
・給湯器や配管の交換が必要な場合はさらに10万〜30万円の追加
築20年以上の浴室は、冬場の寒さや床の冷たさが気になることが多いです。
ユニットバスにすると、断熱性が向上し、入浴中の寒さが軽減されます。
さらに、カビの発生が抑えられ、掃除がしやすくなるのも大きなメリットです。
加えて、保温性の高い浴槽や節水シャワーを選ぶことで、年間の光熱費を数千円〜1万円以上節約できる場合もあります。
見た目だけでなく、毎日の快適さやランニングコストまで考えてリフォームすることで、長く満足できる浴室に仕上げやすくなります。
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2-3. 洗面所・トイレの水回り設備リフォーム費用と使い勝手が向上する工夫
洗面所やトイレは工事範囲が比較的コンパクトなので、水回りリフォームの中では費用を抑えやすい場所です。
【洗面所リフォーム費用の目安】
・標準洗面台交換(幅60〜75cm、収納付き)+壁クロス・床CF貼替:15万〜30万円
・高機能洗面台(引き出し収納+鏡裏収納付き)+床・壁リフォーム:35万〜50万円
【トイレリフォーム費用の目安】
・便器交換(既存配管利用、標準便器+手洗い器):20万〜35万円
・タンクレス便器+手洗いカウンター+床クッションフロア貼替:45万〜60万円
古い家では、収納が少ない・掃除がしにくいといった不便さが出やすいです。
ちょっとした工夫で使い勝手は大きく改善します。
・洗面台を引き出し式収納に変更 → タオルや小物の整理が簡単
・壁付け収納を追加 → デッドスペースを有効活用
・トイレを節水型便器に変更 → 光熱費削減+掃除が楽
毎日使う場所だからこそ、小さな改善の積み重ねが快適さに直結します。
設備のグレードや追加機能を選ぶ際は、日々の使いやすさと将来のメンテナンスのしやすさを意識すると、満足度の高いリフォームになります。
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3. 水回りリフォームのセットプラン比較|3点・4点同時リフォームの価格とメリット

キッチン・浴室・洗面・トイレをまとめて新しくする「セットプラン」は、効率よく工事ができるだけでなく、費用の面でも大きな安心感があります。
バラバラに頼むよりも、職人さんの手配や諸経費をギュッと抑えられるため、総額が安くなりやすいのが最大の特徴です。
【セット費用の目安 】
・3点リフォーム(キッチン・浴室・トイレまたは洗面):約150万〜400万円
・4点リフォーム(キッチン・浴室・洗面・トイレ):約200万〜500万円
まとめて工事を済ませれば、何度もリフォーム期間を設ける必要がなく、生活への負担も最小限で済みます。
また、家全体のデザインや家事動線を一度に整えられるので、暮らしの質がぐんと上がります。
3-1. セットリフォームで発生する追加工事や補強が必要なケースと対策
特に築年数が古いお家の場合、目に見えない部分の状態によって追加工事が必要になることがあります。
【追加工事が必要なケース】
・配管の劣化: 築年数が古く、水漏れや給水管のサビが進んでいる場合
・床下の腐食: 浴室やキッチンの床下が湿気で傷み、補強が必要な場合
・電気・換気: 最新の設備を入れるために、配線やダクトの移動が必要な場合
こうした「想定外」を防ぐには、専門業者に現場調査を依頼するときには、配管や床下の状態をプロの目で確認してもらい、必要な補強や修理をすべて見積もりに反映してもらうようにしましょう。
このように進めておけば、工事が始まってから「急な出費」に慌てる心配もありません。
4. 費用を大幅に抑えるための補助金・支援制度の活用方法を解説
リフォームの補助金は、主に「省エネ」や「バリアフリー」に対して支給されます。 少しでもおトクにリフォームするために、まずは以下の3つをチェックしてみましょう。
・国の大型補助金 (省エネ性能の高い給湯器、断熱性の高い窓や浴槽への交換などが対象)
・自治体独自の助成金 (お住まいの市区町村が、地域限定で実施している支援制度)
・税制優遇(減税) (所得税の控除や固定資産税の減額など、支払う税金を抑えられる仕組み)
補助金の多くは、「工事が始まる前」の申請が必要です。
また、予算が決まっていて早い者勝ちで終わってしまうケースも多いため、リフォームを考え始めたら、まずは早めに最新の状況を確認しておくのが安心ですよ。
4-1. 子育て世帯や高齢者向け補助金制度を利用したお得なリフォーム事例
特に子育て中の方や、高齢者の方がいらっしゃるご家庭は、より手厚い支援を受けられるチャンスがあります。
【子育て世帯の例】
節水型トイレや高断熱浴槽への交換で、毎月の光熱費を抑えつつ、家事の時短も実現。
数十万円の補助が受けられるケースもあります。
【高齢者世帯の例】
浴室への手すり設置や段差解消、滑りにくい床材への変更など、バリアフリー化で安全な暮らしをサポート。介護保険の「住宅改修費支給」が併用できる場合もあります。
これらの制度を上手に組み合わせることで、「実質的な自己負担」をグッと抑えることが可能です。
自分の世帯がどの制度の対象になるか、まずはリフォーム会社に気軽に相談してみるのが一番の近道です。
5. 古い家の水回りリフォームで業者・会社を比較する際のチェックポイント
古い家の水回りリフォームは、業者選びで仕上がりや費用の印象が大きく変わります。
大切なのは、価格だけで判断せず、安心して任せられるかどうかを確認することです。
見るポイントは、施工実績や事例が豊富か、相談や質問にていねいに答えてくれるか、工事内容や保証がわかりやすいか、見積もりの内訳が明確か、アフターサポートがあるか、といった点です。
複数の会社を比べて、自分の家の状態や希望に合うところを選ぶと、後から「こうしておけばよかった」という不安が少なくなります。
5-1. 施工会社選び・現地調査・見積もり確認で失敗しないための流れ
理想のリフォームを叶えるためには、焦らず一歩ずつ、信頼できるパートナーを見つけることが大切です。後悔しないための安心な進め方をまとめました。
まずは気になる2〜3社に声をかけ、実際にお家を見に来てもらう → 床下や配管の状態など、見えない部分まで丁寧に調べてくれるかチェックする → 「なぜこの費用が必要なの?」という疑問を、納得できるまで相談する → 価格だけでなく、担当者との相性や「話しやすさ」も大切にして1社に決める。
特に古いお家のリフォームでは、事前の「現場チェック」がとても重要です。
今の不具合をしっかり見つけてくれる業者なら、工事が始まってからの「急な追加費用」も防ぎやすくなります。
あなたの「こうしたい!」という気持ちに寄り添ってくれる、素敵な担当者を見つけてください。
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6. 住みながらリフォームは可能?工事期間・仮設設備・生活のポイントを解説

古い家の水回りリフォームは、工事中もできるだけ普段の生活を続けたい方が多いですが、準備と工夫で対応できます。
【工事期間の目安】
・キッチン交換:約3〜7日
・浴室(ユニットバス交換):約5〜10日
・洗面所・トイレ:1〜3日
【仮設設備の利用例】
・簡易キッチンを設置 → 調理や食器洗いを確保
・簡易トイレの設置 → 家族全員が安心して使用可能
・臨時給湯器の利用 → シャワーやお湯の使用を維持
【生活の工夫】
・荷物や家具は工事範囲外の部屋へ移動
・工事のスケジュールを家族で共有し、水まわり使用制限時間を調整
・養生シートで居住スペースを保護し、汚れや傷を防ぐ
これらを事前に準備しておくことで、工事中も大きな不便を感じず、日常生活を保ちながらリフォームを進められます。
7. 古い家の水回りリフォーム費用を抑えて快適な住まいを実現するまとめ
古い家の水回りリフォームは、無理に全部直すより、今の暮らしの不便を整理して計画を立てることが安心です。
工事前に劣化箇所を把握する → 工事範囲をまとめて計画する → 補助金や制度を活用する → 信頼できる業者を選ぶ → 工事中の生活や小さな改善を工夫する、というステップで進めると、費用を抑えながら快適な水回りを整えられます。
少しずつ準備を重ねることで、リフォームは「大きな負担」ではなく、暮らしを心地よく変える時間になります。

